文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > タイムトゥヘヴン


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝1600M
  • 天候:晴
  • 芝:良

タイムトゥヘヴン

戦歴 15戦2勝 生産者 (株)オリオンファーム 馬主 DMMドリームクラブ(株)
調教師 戸田博文 騎手 大野拓弥

取材ノート

 中山競馬場を舞台に行われる古馬のハンデキャップマイル重賞「第54回ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)」が4月2日に行われ、11番人気で大野拓弥騎手騎乗のタイムトゥヘヴンが最後の直線で大外から末脚を伸ばして優勝。重賞競走8度目の挑戦で初勝利。通算勝利を14戦2勝とした。

 タイムトゥヘヴンの生まれ故郷は日高町のオリオンファーム。2006年開業という比較的新しい牧場で、現在は50ヘクタールの土地に繁殖牝馬は20頭弱。むやみに生産頭数を増やすのではなく、クオリティの高いマーケットブリーダーを目指しているという。生産馬によるJRA重賞制覇は初めてとなるが、18年若葉S3着ロードアクシスや、21年東京ダービー3着ブライトフラッグほか、19年栄冠賞(門別)優勝バブルガムダンサー、15年留守杯日高賞(水沢)のホレミンサイヤ、14年MRO金賞(金沢)のトーコーポセイドンなどを送り出している牧場だ。

 牧場テレビで愛馬を応援していたという三浦啓一代表は「ハンデ戦ということもあって生産者として期待はしていましたが、人気もなかったのでどんな競馬をしてくれるのだろうかという思いで見ていました。良い手応えで4角を回ってくれたので、どこまで頑張ってくれるかとは思いましたが、勝ち負けはゴールするまで分かりませんでした。最後まで本当によく頑張ってくれたと思います」と白い歯を見せた。

 父はロードカナロアで、母キストゥヘヴンは2006年の桜花賞馬。6歳まで現役を続け、通算27戦5勝(重賞4勝)で引退後は他の牧場で繁殖牝馬となったが、オリオンファームとの出会いは2017年ジェイエス繁殖馬セール。(株)ドリ−ムファームによって落札され、縁あって同牧場に移動。その時、受胎していたのがタイムトゥヘヴンだった。

 「付き合いのあるオーナーからのお預かりとはいえ、ロードカナロアを受胎している桜花賞馬ですから、お話をいただいた時は背筋が伸びる思いでした。当時15歳での出産でしたが、生まれ落ちたときから評価の高かった馬でした。なんとか結果を出して欲しいと思っていましたが、当ファームにいたのは離乳までです。こうして大きなタイトルを獲得してくれたのは戸田調教師、厩舎スタッフはじめ中期育成の辻牧場、後期育成の吉澤ステーブルなどこの馬に携わったすべての方々のおかげです。早い時期から重賞2着2回の成績を残し、日本ダービー(G1)にも出走してくれました。私たちの方がお礼を言いたい気持ちです」と述べ「これからは、もっと強い馬が相手になると思いますが、この馬自身もまだ伸び代があると思います。多くの方々の期待を背負っている馬ですから、頑張ってほしいと思います」と話してくれた。