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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)牝(特指) 別定
  • 芝1800M
  • 天候:晴
  • 芝:良

テルツェット

戦歴 12戦7勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 有限会社シルク
調教師 和田正一郎 騎手 池添謙一

取材ノート

 昨年に続く、クイーンS(G3)連覇を果たしたテルツェット。その快挙の陰には、ノーザンファーム空港D4厩舎スタッフの果たした役割も大きい。

 「ヴィクトリアマイル(G1)の後から、牧場で調整を行ってきました。以前に牧場で調整していた頃よりも、古馬らしくなったというのか、体質も更にしっかりとしていました」とは橋口敦史厩舎長。牧場では順調に調整が行われていくと、函館競馬場へと入厩。その後の調整も順調に進み、クイーンS(G3)は2番人気の評価を受ける。

 ローザノワールが先手を奪ったレースは、1000m通過が61秒2というスローな流れとなる中、テルツェットは中団からレースを進めていく。最後の直線では最内に入り、進路を失ったかのようにも見えたが、鞍上の池添謙一騎手は更に内側の柵沿いへと進路を向けると、前をいくローザノワールを交わしていき、最後は外から迫ったサトノセシルの追撃を、ハナ差だけ凌ぎきってみせた。

 「小柄な馬ではありますが、あれだけ狭いところを割ってきた走りに驚かされました。池添騎手の好騎乗に加えて、テルツェットの気の強さも、この勝利に繋がったのかもしれません」(橋口厩舎長)

 実はこのレースで2着に入ったサトノセシルもまた、牧場で管理を行ってきた馬だった。

 「重賞で自分たちが手掛けてきた馬でのワンツーフィニッシュが嬉しかったですね。また、この日の新潟のアイビスSD(G3)に出走していたアヌラーダプラも育成馬でしたし、今後も育成馬たちには重賞といった大きなレースで活躍を見せて欲しいです」

 レース後は再びノーザンファーム空港で調整が行われたテルツェット。重賞での実績は申し分ないだけに、秋競馬では悲願のG1制覇が目標となっていく。

 「持ち前のスピードと勝負根性が発揮できるレース展開となるようなら、G1でもいいところはあると思います。年齢的にも今年の秋がラストチャンスになるだけに、いい結果を期待しています」と橋口厩舎長。小柄な身体に大きな闘志を秘めて、テルツェットはG1タイトルへとひた走る。