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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 別定
  • 芝1600M
  • 天候:曇
  • 芝:稍重

ウインカーネリアン

戦歴 18戦7勝 生産者 (有)コスモヴューファーム 馬主 (株)ウイン
調教師 鹿戸雄一 騎手 三浦皇成

取材ノート

 かつて、新潟県関屋地方には競馬場が存在しており、現在の場所へ移転する際に記念して創設されたのが関屋記念(G3)。2012年からはサマーマイルシリーズに組み込まれ、昨年の優勝馬ロータスランドはシリーズ優勝を手土産にマイルチャンピオンシップ(G1)に挑戦。今春の高松宮記念(G1)で2着と活躍中だ。

 今年は8月14日に行われ、三浦皇成騎手騎乗の1番人気ウインカーネリアンが行きたい馬を行かせて2番手追走から、直線入り口で早めに先頭へと並びかけ、残り1ハロン棒あたりで懸命に粘ろうとする2着馬を振り切って先頭ゴールイン。蹄不安で1年間に及ぶ休養を余儀なくされたが、これで復帰後は4戦3勝。今回は着差以上の強さで、デビュー18戦目の重賞初勝利を記録した。

 管理する鹿戸雄一調教師の重賞勝利は昨年の有馬記念(G1) (エフフォーリア)以来で通算12勝目。三浦皇成騎手にとっては昨年のカペラS(G3) (ダンシングプリンス)以来の勝利で通算17勝目。生産者コスモヴューファームにとっては今年のマーメイドS(G3) (ウインマイティー)に続く重賞勝利で通算14勝目のJRA重賞タイトルとなった。

 ウインカーネリアンが所属するクラブ法人「株式会社ウイン」の岡田義広代表は「谷川岳S、米子Sとリステッドレースを強い内容で連勝してきたことから、今回も好勝負して欲しいという気持ちはもちろんありましたが、やはり重賞競走だけあってこれまでとは1つステージが上がった相手関係になりましたので、当日を迎えるまではそんな馬たちを相手にどんな競馬をしてくれるのだろうかという不安も入り混じった気持ちでした」とレース当日までの心境を話してくれた。

 だから「驚いたのは、春の安田記念(G1)1番人気馬や最優秀2歳牡馬を相手に1番人気の支持をいただいたということです」と苦笑い。「パドック、そして何よりも返し馬から状態の良さは伝わってきましたので、これなら好勝負できると確信しましたが、終わってみてたくさんの方たちの期待に応えられたことにほっとしています」と胸を撫でおろしている。

 牧場時代のことを尋ねると「5頭連続で牝馬を生んだ母コスモクリスタルが生んだ初めての牡馬です。1歳の頃から馬格にも恵まれ、筋肉量が豊富な馬。そして、何よりも運動神経の良い馬でした」と振り返り「2歳夏にデビューさせたくらいですから順調にトレーニングをこなしてくれた馬でした」と胸を張った。その一方で「身体能力が高く、運動神経が良すぎるゆえに、感情面を手の内に入れることが難しかった馬でした」と頭を掻きながら牧場時代の裏話も教えてくれた。

 そういうエピソードも含め、膨らむ期待。2歳夏に初勝利を記録し、皐月賞(G1)は4着。その後、順調にクラスを挙げてオープン入りを果たすも蹄不安による1年もの休養を余儀なくされるが復活。サマーマイルシリーズのチャンピオンというタイトルを手土産に秋はマイルチャンピオンシップ(G1)を目指すことが発表されている。

 「休んでいる間に体重が大きく増えたあたりスクリーンヒーロー産駒らしい成長力だと思います。秋は、さらに上のランクの馬たちとの競馬になると思いますので、蹄のケアをしっかりしながら無事にレースを迎えたいと思います」と話してくれた。