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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系2歳 (国際)(特指) 馬齢
  • 芝1200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ロンドンプラン

戦歴 3戦2勝 生産者 (有)下河辺牧場 馬主 下河辺隆行
調教師 宮本博 騎手 松山弘平

取材ノート

 小倉競馬場を舞台に行われる2歳重賞「第42回小倉2歳S(G3)」が9月4日に行われ、松山弘平騎手騎乗の4番人気ロンドンプランが最後の直線で驚くような末脚を繰り出し、1分8秒1(良)で優勝した。管理した宮本博調教師にとっては今年のラジオNIKKEI賞(G3)(優勝馬フェーングロッテン)以来の重賞勝利で通算9勝目。松山騎手にとっては、小倉記念(G3)(同マリアエレーナ)以来の重賞勝利で通算32勝目(当時)の重賞勝利となった。

 ロンドンプランの生まれ故郷は、日高町の下河辺牧場。その歴史は長く、現在代表を務める下河辺行雄さんの祖父、孫一氏が1933年、浦河町西幌別に開設した牧場がその歴史の第一歩だ。日高町に牧場を開設したのが66年。生産から育成までを一貫して行う総合牧場で、その歴史の中でスティルインラブ(牝馬三冠)やキセキ(菊花賞(G1))ダイワエルシエーロ(オークス(G1))アユサン(桜花賞(G1))など数えきれないほどの活躍馬を送り出してきた。本馬は、1980年に下河辺牧場が輸入したマッチレスネイテイヴを5代母とする血統で、父も同牧場生産のグレーターロンドン。牧場にとっては所縁の深い血統馬だ。

 そんなロンドンプランに競馬場で愛馬に声援を送ったのは、主に育成部門を担当する下河辺隆行専務だ。

 「デビュー戦を良い内容で勝つことができましたので、レースの前はどんな競馬をして楽しみしかありませんでした」とレース当日の思いを話してくれたが、レースではロンドンプランにアクシデントが続いた。レース前に落鉄。幸い、すぐに打ち直してレースに挑むことができたが、その影響もあって伸びあがるようなスタートから、大きく出遅れてしまった。

 「落鉄してしまったことは仕方がないこと。レース中のアクシデントではなかったことを幸いと思うようにしましたが、1200m戦の1番枠で大きく出遅れたときは正直、目をつぶりました」。

 道中は、1頭だけ離れた最後方を進んだ愛馬だったがレースの中盤を過ぎた頃から徐々に加速。大外に持ち出されると、グイグイ伸びて先頭でゴールを通過した。

 「びっくりして、声も出ませんでした」と苦笑い。「(母は)牝馬ながらに馬格もあって、動きの良い馬でした。実は、5月に札幌競馬場で行われたトレーニングセールに帯同馬として連れていった馬で、それくらいに仕上がりも早い馬でした」。デビュー前に競馬場の雰囲気を経験したことも、結果的にはプラスに働いたのかもしれない。

 「賞金を積み上げたことでレースの選択肢は広がりましたが、どちらかといえばスピードタイプだと思います。まずは、無事に、そして元気に。これからも、この馬の個性にあった舞台で、この馬らしい競馬を期待したいと思います」と笑顔でインタビューを締めくくってくれた。