2011年度 セレクトセール サラブレッド 当歳

• ※1平均価格前年比較 売却 4,138,585円 (16.6％) 高
• ※2出場頭数前年比較 12頭増
• ※3売却頭数前年比較 20頭増
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 73.2％ 前年 （67.8％）に対し 5.4％増
• ※5総売上額前年比較 4,669,560,000円 前年 （3,505,950,000円）に対し 1,163,610,000円（ 33.2％）増（消費税込み）

　社団法人日本競走馬協会主催のセレクトセール当歳は、7月12日(火)，苫小牧市のノーザンホースパークにおいて開催された。
　上場頭数は220頭(牡154,牝66)，売却頭数は161頭(牡115,牝46)，売却率は73.2％で前年比5.4ポイントプラスとなった。総売上額は4,669,560,000円で前年比33.2％増となり，5年ぶりに前年比プラスとなった。平均価格は29,003,478円で前年を16.6％上回り、中間価格も2000万円台を回復し21,000,000円で前年を17.6%上回った。
　最高価格馬はディープインパクトの半弟の父ネオユニヴァース，母ウインドインハーヘアの牡駒で，262,500,000円で東京都のグローブエクワインマネージメント(有)に購買された。牝の最高価格馬は父フジキセキ，母ユノブラウニーの産駒で，51,450,000円で兵庫県の本谷兼三氏に購買された。
　種牡馬別ではディープインパクトが売却平均価格55,825,000円でトップ，ネオユニヴァース、ダイワメジャーが続いた。注目の新種牡馬ではディープスカイが26,040,000円でトップだった。(注:種牡馬別売却平均価格は産駒が5頭以上売却された種牡馬を対象としている。)
　市場主催者からは，今回は新規登録の購買者が多く、1歳、当歳と両馬齢のせりで購買意欲が高かった。この市場でなければ購買できない血統馬を揃えたことも活発な競り合いにつながった。購買者、販売者ともによく考えた上で、納得した取引が成立しており、適正な流通の場としてよく機能したと思う。この結果が他の市場にもよい影響を与え、更に競馬の盛り上がりにつながることを期待したいとのコメントがあった。
(注：せりにおける売却価格はすべて消費税込みで記載しています)