2012年度 セレクトセール サラブレッド 当歳

• ※1平均価格前年比較 売却 3,185,667円 (11.0％) 高
• ※2出場頭数前年比較 9頭減
• ※3売却頭数前年比較 3頭減
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 74.9％ 前年 （73.2％）に対し 1.7％増
• ※5総売上額前年比較 5,085,885,000円 前年 （4,669,560,000円）に対し 416,325,000円（ 8.9％）増（消費税込み）

　社団法人日本競走馬協会主催のセレクトセール当歳は、７月10日(火)、苫小牧市のノーザンホースパークにおいて開催された。上場頭数は211頭(牡156,牝55)、売却頭数は158頭(牡110,牝48)、売却率は74.9％で前年比1.7ポイントプラスとなった。総売上額は5,085,885,000円で前年比8.9％増となり、２年連続で前年比プラスの好成績となった。平均価格は32,189,145円で前年を11.0％上回り、中間価格も24,675,000円と前年を17.5%上回った。
　最高価格馬は父ディープインパクト、母スカイディーバ(USA)の牡駒で、262,500,000円で東京都の里見治氏に購買された。牝の最高価格馬は、ダービー馬ディープブリランテの全妹の父ディープインパクト，母ラヴアンドバブルズ(USA)で、152,250,000円でオーストラリアの富豪ポール・ファッジ氏に購買された。
　種牡馬別ではディープインパクトが15頭上場で14頭売却、売却平均価格83,025,000円で断然のトップ。注目の新種牡馬ではハービンジャー(GB)が20頭上場、19頭売却、39,761,842円で首位、JBBAの新種牡馬エンパイアメーカー(USA)も８頭上場、６頭売却、33,775,000円と期待に応える結果となった。
　市場主催者からは、「２日間の総売上額で108億1,111万5,000円は、想定を超える驚きの成績。どの価格帯でも万遍なく競り合いが展開され、市場に参加した購買者が『せり』そのものの醍醐味を満喫できたように思う。ディープインパクトは、もはやこのセールでは父サンデーサイレンス(USA)に肩を並べる存在となった。新種牡馬もハービンジャー(GB)、エンパイアメーカー(USA)も高い評価だった。この結果が、他の市場にもプラス効果となり、なお一層の競馬の盛り上がりにつながることを期待したい。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)