2014年度 北海道サマーセール サラブレッド １歳

• ※1平均価格前年比較 売却 341,680円 (8.3％) 高
• ※2出場頭数前年比較 3頭増
• ※3売却頭数前年比較 77頭増
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 61.3％ 前年 （54.7％）に対し 6.6％増
• ※5総売上額前年比較 3,086,208,000円 前年 （2,533,125,000円）に対し 553,083,000円（ 21.8％）増（消費税込み）

　北海道サマーセールは、新ひだか町のJBBA北海道市場において日高軽種馬農業協同組合主催で、8月25日(月)〜28日(木)の4日間の日程で開催された。上場頭数は1,133頭(牡606,牝527)で、売却頭数は695頭(牡423,牝272)で売却率は61.3％は過去最高、前年比6.6ポイントプラスとなった。総売上額の3,086,208,000円は前年比21.8％の大幅増となり、2年連続でレコードを更新する好成績となった。平均価格は4,440,587円で前年比8.3％アップ、中間価格も3,564,000円(前年比13.1％アップ)で、主要指標はすべて前年を上回るストロングマーケットとなった。
　最高価格馬は、父ハーツクライ、母セーフアズロック(USA)の牡駒で、28,620,000円で京都府の山岡良一氏に購買された。牝の最高価格は父ハービンジャー(GB)、母モエレゴールドの産駒で、14,040,000円で東京都のJRA日本中央競馬会に購買された。1,000万円以上の高価格馬は41頭で03年にサマーセールとなって以来最多となった。団体購買は、JRA日本中央競馬会が58頭(牡26,牝32)を総額324,972,000円、東京都馬主会が牡3頭を総額30,888,000円で購買した。種牡馬別の売却平均価格を見ると、キングカメハメハの19,440,000円がトップ。新種牡馬では、ヴィクトワールピサの9,234,000円が首位。自発的参加の海外購買者が多かったことが特長で、シンガポールからの購買者が5頭(牡3,牝2)を14,796,000円で購買、香港からの購買者が18頭(牡8,牝10)を46,440,000円、韓国からの購買者が15頭(牡5,牝10)を44,496,000円で購買した。
　木村貢日高軽種馬農協組合長からは、「高く掲げた目標の売却率60％超えを達成できて驚きとともに感謝している。やはり、新規購買登録者が増えたことが、競り合いを活発にした。せりを楽しむ購買者が増えて、市場の雰囲気も好転している。全市場を通じて売却率60%超えを目標に努力していきたい。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)