2017年度 北海道トレーニングセール サラブレッド ２歳

• ※1平均価格前年比較 売却 931,285円 (12.7％) 高
• ※2出場頭数前年比較 33頭減
• ※3売却頭数前年比較 3頭増
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 74.5％ 前年 （63.1％）に対し 11.4％増
• ※5総売上額前年比較 1,285,092,000円 前年 （1,118,664,000円）に対し 166,428,000円（ 14.9％）増（消費税込み）

　北海道トレーニングセールは５月23日(火)、日高軽種馬農業協同組合主催で、JRA札幌競馬場において開催された。公開調教は前日の22日(月)に実施された。
　上場頭数は208頭(牡111,牝97)、売却頭数は155頭(牡84,牝71)、売却率は74.5％(前年比11.4ポイントプラス)となった。総売上額は1,285,092,000円(前年比14.9％増)で８年連続で市場レコードを記録した。平均価格は初めて800万円台に達して、8,290,916円(前年比12.7％高)、中間価格も初の600万円台で6,480,000円(前年比20.0%高)となった。1,000万円以上での取引馬は41頭で前年比13頭増、購買登録者数も605名と昨年より99名も増加、需要が強く全体価格が上昇する結果となった。
　公開調教で１F10秒台を計時した13頭は全て売却、高額１位は3,132万円。平均価格も1,579万円と全体の平均価格のほぼ倍となり、トレーニングセールらしい需要のあり方を示した。種牡馬別平均価格では産駒初世代のハードスパン(USA)が38,880,000円でトップ、ゴールドアリュールの21,600,000円、アドマイヤムーンの20,250,000円と続いた。
　海外からの購買者の購買状況は、香港が牡１頭を55,080,000円、シンガポールが牡１頭を7,560,000円、タイが牡２頭を25,056,000円で購買、合計87,696,000円と海外流通促進の成果をみせた。木村貢代表理事組合長からは、「上場頭数が33頭前年より少なかった中で、売却頭数が３頭増、総売上額が12億8,509万円で、売却率が74.5%と前年の数値を上回ることができ、予想を超える好成績となった。これまで情報開示に注力してきたが、レポジトリーにおいても購買者の重要視する情報が変化してくるなど評価され、定着してきたように思う。継続して実施している海外流通促進事業の成果も表れ、トレーニングセールそのものの評価が国内外で高まったと実感している。セレクション、サマー、オータムセールと続くせりにとっては幸先の良いスタートを切れたと思う。年間の目標数値を達成できるよう気を引き締めて努力したい。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)