2018年度 北海道トレーニングセール サラブレッド 2歳
区分 | 頭数 | 総額 | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | 前年 | ||
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頭数 | 平均価格 | |||||||
計 | 計 | 151 | 1,169,856,000円 | 48,600,000円 | 1,080,000円 | 7,747,390円 | 155 | 8,290,916円 |
牡 | 84 | 786,348,000円 | 48,600,000円 | 1,620,000円 | 9,361,285円 | 84 | 10,243,285円 | |
牝 | 67 | 383,508,000円 | 23,220,000円 | 1,080,000円 | 5,724,000円 | 71 | 5,981,070円 | |
岩手県馬主会 | 計 | 8 | 55,944,000円 | 10,800,000円 | 5,400,000円 | 6,993,000円 | 9 | 5,628,000円 |
牡 | 6 | 45,036,000円 | 10,800,000円 | 5,400,000円 | 7,506,000円 | 3 | 6,012,000円 | |
牝 | 2 | 10,908,000円 | 5,508,000円 | 5,400,000円 | 5,454,000円 | 6 | 5,436,000円 | |
岐阜県馬主会 | 計 | 4 | 12,312,000円 | 3,564,000円 | 2,268,000円 | 3,078,000円 | 3 | 2,736,000円 |
牡 | 2 | 6,912,000円 | 3,564,000円 | 3,348,000円 | 3,456,000円 | 1 | 3,132,000円 | |
牝 | 2 | 5,400,000円 | 3,132,000円 | 2,268,000円 | 2,700,000円 | 2 | 2,538,000円 | |
一般 | 計 | 139 | 1,101,600,000円 | 48,600,000円 | 1,080,000円 | 7,925,179円 | 143 | 8,575,048円 |
牡 | 76 | 734,400,000円 | 48,600,000円 | 1,620,000円 | 9,663,157円 | 80 | 10,490,850円 | |
牝 | 63 | 367,200,000円 | 23,220,000円 | 1,080,000円 | 5,828,571円 | 63 | 6,142,285円 | |
主取 | 計 | 77 | - | - | - | - | 53 | - |
牡 | 45 | - | - | - | - | 27 | - | |
牝 | 32 | - | - | - | - | 26 | - |
- ※1平均価格前年比較 売却 543,526円 (6.6%) 低
- ※2出場頭数前年比較 20頭増
- ※3売却頭数前年比較 4頭減
- ※4出場馬に対する売却馬百分率 66.2% 前年 (74.5%)に対し 8.3%減
- ※5総売上額前年比較 1,169,856,000円 前年 (1,285,092,000円)に対し 115,236,000円( 9.0%)減(消費税込み)
総売上額は1,169,856,000円で前年比9.0%減
最高価格は2F21.86秒2番時計のバンブーエール牡駒の48,600,000円
北海道トレーニングセールは5月22日(火)、日高軽種馬農業協同組合主催で、JRA札幌競馬場において開催された。公開調教は前日の21日(月)に実施された。
上場頭数は228頭(牡129,牝99)、売却頭数は151頭(牡84,牝67)、売却率は66.2%(前年比8.3ポイントマイナス)となった。総売上額は1,169,856,000円(前年比9.0%減)で、9年連続のレコード更新はならなかった。平均価格は7,747,390円で前年を6.6%下回った。中間価格は6,048,000円(前年比6.7%低)で2年連続で600万円台を保った。1,000万円以上での取引馬は31頭で前年比10頭減、購買登録者数は604名(前年605名)とレコードラッシュに沸いた昨年をさすがに超えることはできなかった。
最高価格馬は公開調教で上がり2F21.86秒(第2位)-1F10.74秒(第4位)の好時計を出した父バンブーエール、母ブラックカシミールの牡駒で、48,600,000円で香港のYeong Hung Wai氏に購買された。2年連続で香港バイヤーが最高価格馬を落札した。牝の最高価格馬は、2F22.79秒-1F10.83秒の走りを見せた父トゥザグローリー、母コスモカゼツカイ(IRE)の産駒で、23,220,000円の好価格で東京都の㈱Shadowに購買された。
2F21.69秒-1F10.59秒でともに最速タイムを叩き出した父サウスヴィグラス(USA)、母アサティスジョオーの牡駒は主取りとなった。公開調教で1F10秒台を計時した24頭は19頭が売却され、平均価格は1,617万円と全体の平均価格のほぼ2倍(昨年と同じ)となり、トレーニングセールらしい需要のあり方を見せた。種牡馬別平均価格では最高価格馬を出したバンブーエールが48,600,000円で首位(17年 2頭売却14,580,000円で9位)、次いでゼンノロブロイの24,300,000円、エスポワールシチーの18,360,000円と続いた。初産駒世代では、ベルシャザールが13,770,000円でトップ(全体7位)、トゥザグローリーの12,240,000円(全体9位)、トーセンジョーダンの9,720,000円(全体15位)の順となった。
海外からの購買者の購買状況は、香港が牡1頭を48,600,000円、シンガポールが牡1頭を8,640,000円、タイが2頭(牡1,牝1)を27,000,000円で購買、合計84,240,000円と昨年に匹敵する購買をみせた。
木村貢代表理事組合長からは、「主催者として今回は前年比1割減程度の総売上額を想定していた。それ以上に売却率を気にかけていたが、8.3ポイントマイナスと一桁減にとどまりよく健闘したと思う。レポジトリーも購買者の重要視する情報を提供できており一定の評価を受けているように思う。継続して実施している海外流通促進事業の成果も表れて来ており、トレーニングセールそのものの評価が国内外で高まっていると実感している。セレクションセールから続く1歳市場においても、地方競馬の団体購買が昨年以上を期待できるので、年間の目標数値を達成できるよう努力していきたい。」とのコメントがあった。
(注:せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)