2020年度 セレクトセール サラブレッド 1歳
区分 | 頭数 | 総額 | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | 前年 | ||
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頭数 | 平均価格 | |||||||
計 | 計 | 229 | 11,470,800,000円 | 561,000,000円 | 6,600,000円 | 50,090,829円 | 222 | 52,209,729円 |
牡 | 138 | 8,075,100,000円 | 561,000,000円 | 8,800,000円 | 58,515,217円 | 127 | 62,882,362円 | |
牝 | 91 | 3,395,700,000円 | 264,000,000円 | 6,600,000円 | 37,315,384円 | 95 | 37,942,105円 | |
JRA日本中央競馬会 | 計 | 1 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 6 | 12,420,000円 |
牡 | - | - | - | - | - | 2 | 10,800,000円 | |
牝 | 1 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 11,000,000円 | 4 | 13,230,000円 | |
一般 | 計 | 228 | 11,459,800,000円 | 561,000,000円 | 6,600,000円 | 50,262,280円 | 216 | 53,315,000円 |
牡 | 138 | 8,075,100,000円 | 561,000,000円 | 8,800,000円 | 58,515,217円 | 125 | 63,715,680円 | |
牝 | 90 | 3,384,700,000円 | 264,000,000円 | 6,600,000円 | 37,607,777円 | 91 | 39,028,351円 | |
主取 | 計 | 20 | - | - | - | - | 17 | - |
牡 | 14 | - | - | - | - | 9 | - | |
牝 | 6 | - | - | - | - | 8 | - |
- ※1平均価格前年比較 売却 2,118,900円 (4.1%) 低
- ※2出場頭数前年比較 10頭増
- ※3売却頭数前年比較 7頭増
- ※4出場馬に対する売却馬百分率 92.0% 前年 (92.9%)に対し 0.9%減
- ※5総売上額前年比較 11,470,800,000円 前年 (11,590,560,000円)に対し 119,760,000円( 1.0%)減(消費税込み)
総売上額は11,470,800,000円で3年連続の100億円台、
ディープインパクト産駒需要加熱、次世代種牡馬産駒への期待需要高まる
最高価格は父がディープインパクト、母シーヴ(USA)牡駒の561,000,000円で1歳馬市場最高価格
セレクトセール1歳は7月13日(月)、苫小牧市のノーザンホースパークにおいて一般社団法人日本競走馬協会主催で行われた。上場頭数は249頭(牡152,牝97)で、売却頭数は229頭(牡138,牝91)、売却率は92.0%。総売上額は昨年の大レコードに遜色のない114億7,080万円で前年比1.0%減、3年連続100億円を超えた。平均価格も50,090,829円(前年比4.1%低)で前年に続き5,000万円台を確保、中間価格は34,100,000円で前年比1.9%高の市場レコードを記録した。
最高価格馬は父ディープインパクト、母シーヴ(USA)の牡駒で、神奈川県の国本哲秀氏にセレクト1歳市場最高の561,000,000円で購買された。牝の最高価格は父ディープインパクト、母テディーズプロミス(USA)の産駒で、京都府の(株)キーファーズに264,000,000円で購買された。2億円を超える高馬も前年比1頭減の8頭、ホット・マーケットだった前年に肩を並べる成績だった。
種牡馬別では、12頭売却のディープインパクトが平均価格228,891,666円で断然のトプ、第2位はともに海外供用種牡馬のCaravaggio(USA)、Kitt en’s Joy(USA)が1頭売却の115,500,000円で並んだ。第4位がキングカメハメハで8頭売却77,412,500円。新種牡馬ではサトノアラジンが4頭全額売却で42,625,000円(全体13位)、イスラボニータが5頭全額売却で38,060,000円(全体18位)。初産駒世代が活躍を見せるワールドエースやエピファネイア、2歳新種牡馬ドゥラメンテら次世代種牡馬の産駒が平均価格5,000万円を超えて取り引きされた。団体購買では、JRA日本中央競馬会が牝1頭を11,000,000円で購買した。
市場長代理で吉田勝己ノーザンファーム代表から「今年はとにかくこの市場を開催することに全力を注いだ。最後の上場世代と目されるディープインパクト産駒が超高価格のレコードで取り引きされるなど活況を牽引してくれた。6月19日の県外移動の制限解除からが牧場での下見のスタートという時間に余裕のない開催だったが、購買登録者は例年とほぼ変わらず、せり受付専用電話で4頭の落札もあったようだ。レコードだった昨年とほぼ変わらない成績を残せたことは素晴らしい結果だと驚いている。競馬の開催が維持され、売り上げが順調に保てていることが競馬界、生産界にとって非常に大きい。」とのコメントがあった。
(注:せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)