2023年度 北海道セプテンバーセール サラブレッド １歳

• ※1平均価格前年比較 売却 689,950円 (13.6％) 高
• ※2出場頭数前年比較 1頭増
• ※3売却頭数前年比較 11頭減
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 75.6％ 前年 （77.8％）に対し 2.2％減
• ※5総売上額前年比較 2,313,300,000円 前年 （2,091,650,000円）に対し 221,650,000円（ 10.6％）増（消費税込み）

　北海道セプテンバーセールは新ひだか町の北海道市場において９月19日(火)〜21日(木)、昨年に引き続き３日間の日程で、日高軽種馬農協主催で行われた。上場頭数は532頭(牡241,牝291)で前年比１頭増、売却頭数は402頭(牡189,牝213)で前年比11頭減、売却率は75.6%(前年比2.2pt低)だった。総売上額は2,313,300,000円(前年比10.6%増)、平均価格は5,754,477円(前年比13.6%高)、中間価格は4,400,000円(前年比5.3%高)。
　最高価格馬は父スワーヴリチャード、母ヒシストーミイ(USA)の牡駒で、大阪府の(株)キャピタル・システムに27,500,000円で購買された。牝の最高価格馬は、父リアルスティール、母マルモセーラ産駒で東京都の(株)レッドマジックに18,150,000円で購買された。種牡馬別平均価格では、１頭売却のVino Rosso(USA)が19,800,000円で首位、１頭売却のモーリスが18,150,000円で第２位。１頭売却のレイデオロが17,050,000円で第３位。以下第15位までが1,000万円を超えた。初産駒上場種牡馬では８頭売却のゴールドドリームが8,731,250円で首位(全体20位)、ナダル(USA)が２頭全頭売却7,260,000円で第２位(全体26位)、フォーウィールドライブ(USA)が10頭全頭売却の7,183,000円で第３位(全体27位)。
　団体購買は、JRA日本中央競馬会が16頭(牡12,牝４)を総額142,120,000円で購買した。
　比較するうえで有意となる８月のサマーセールとの合計では、上場頭数は1,900頭(牡995,牝905)で前年比132頭増、売却頭数は1,470頭(牡797,牝673)で前年比99頭増、売却率は77.4%で前年比0.1pt低、総売上額は10,572,650,000円で前年比16.0%増、平均価格は7,192,278円で前年比8.2％高、中間価格は5,500,000円で前年を4.2％上回った。1,000万円以上の取引馬は317頭で前年比92頭増。
　HBA古川雅且組合長からは「３日間のトータルでは売却総額、平均価格ともに過去最高となった。売却率、購買登録者数は昨年並みであった。当初はサマーセールと合わせて2,000頭近くの上場予定だったので、せり前は心配していたがこのような成績となり驚いている。今年はミックファイアをはじめサマー、セプテンバーセール出身馬が各地の競馬場で活躍していることもあり、購買者にはより積極的に参加していただいた。また、地方競馬の補助購買も活発で好成績につながっている。サマーセールと合わせて考えると、分散した上場のお願いも限界となっているので、来年については暑熱対策も含めて購買者、販売者上場者ともに利用しやすいような開催日程への変更を検討している。１日の上場頭数を250頭程度に調整していく。オンラインビッドシステムも定着し、積極的にビッドしていただいた。セプテンバー終了時点で昨年の年間総売上額に達した。次回のオータムセールには、適期を待って上場する馬もいるのでご購買よろしくお願いします。」とのコメントがあった。