2023年度 千葉サラブレッドセール サラブレッド ２歳

• ※1平均価格前年比較 売却 10,770,207円 (69.9％) 高
• ※2出場頭数前年比較 増減なし
• ※3売却頭数前年比較 3頭減
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 94.8％ 前年 （100.0％）に対し 5.2％減
• ※5総売上額前年比較 1,439,570,000円 前年 （893,420,000円）に対し 546,150,000円（ 61.1％）増（消費税込み）

　千葉サラブレッドセール(Chiba ThoroughbredSale,2歳)は５月12日(金)千葉県船橋市の船橋競馬場において千葉県両総馬匹農業協同組合主催で行われた。船橋競馬場での開催は2019年以来４年ぶり、初のハイブリッド形式での開催でオンラインビッド購買登録者も92名となった。
　上場頭数は58頭(牡31,牝27)、売却頭数は55頭(牡31,牝24)で、売却率は94.8％(前年比5.2ポイントマイナス)だった。総売上額は1,439,570,000円(前年比61.1％増)、平均価格は26,174,000円(前年比69.9％高)、中間価格は22,000,000円(前年比127.3％高)だった。牡の平均価格は29,327,419円(前年比84.3%高)、牝の平均価格は22,100,833円(前年比50.0%高)だった。過去最高の2021年の1,528,560,000円に次ぐ史上第２位であり、平均価格は同第２位、中間価格は同第１位となり、ともに昨年を大きく上回る盛況な結果となった。最高価格馬は父ロードカナロア、母ダンサーデスティネイション(GB)の牡駒で、110,000,000円の高値で大阪府の林田祥来氏に購買された。牝の最高価格は父ドレフォン(USA)、母シーサイドロマンスの産駒で、60,500,000円で奈良県の栗本博晴氏に購買された。公開調教で２F24.0-１F11.3秒の最速タイムをマークした父サトノアラジン、母ラストメッセージの牡駒は、12,100,000円で兵庫県の千葉県馬主会 星加浩一氏に購買された。
　種牡馬別に見ると、マインドユアビスケッツ(USA)が６頭売却151,800,000円で総額首位、平均価格首位は１頭売却のロードカナロアの110,000,000円。数少ないラストクロップの上場で注目されたハーツクライが１頭103,400,000円で売却された。
　吉田照哉組合長は、「過去２年インターネットオークション形式で開催していたので、再び船橋競馬場で開催することに少し不安もあった。
　強い調教を４月下旬のVTR撮影時に実施することで、市場への輸送や当日の公開調教騎乗でのダメージを防止することができた。また、公開調教でも無理をさせすぎないようにした。今年の上場馬は血統的にはもちろんのこと、上場に至るまで各牧場において入念かつ十分にじっくりと調教を積み重ねたことで、調教状態が高い即戦力の馬を提供することができた。加えて、千葉TS出身馬の競走成績は良好なこともあり、活発なせりとなった。売却額は一昨年の破格のレコードには及ばないが、史上第２位となり、多くの購買者の参加に感謝したい。船橋競馬場で無事に良いせりが開催できたことに大変満足している。」とコメントした。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)