2024年度 ＪＲＡブリーズアップセール サラブレッド ２歳

• ※1平均価格前年比較 売却 583,675円 (5.5％) 高
• ※2出場頭数前年比較 3頭減
• ※3売却頭数前年比較 3頭減
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 100.0％ 前年 （100.0％）に対し 増減なし
• ※5総売上額前年比較 847,660,000円 前年 （835,010,000円）に対し 12,650,000円（ 1.5％）増（消費税込み）

　2024年の JRAブリーズアップセール(第20回JRA育成馬調教セール､JRA Breeze Up Sale)は、船橋市の中山競馬場において、4月22日(月)騎乗供覧、23日(火)ハイブリッド方式によるせり(通常せり＋オンラインビッド)の日程で行われた。来場馬主数は183名、オンラインビッド参加者64名の計247名の参加となった。
　上場頭数は76頭(牡38 ，牝38)で、全頭売却となった。総売上額は847,660,000円(前年比101. 5％)となり、過去10 年で2019年の912,600,000円に次ぐ第2位の売り上げとなった。平均価格は、11,153,421円(牡12,111,578円、牝10,195,263円)で前年比105.5％、最高価格馬は、騎乗供覧で23.2秒(12.0-11.2)の好時計をマークし、2023年のセントライト記念(GⅡ)勝ちのレーベンスティールを半兄に、2019年の本セール取引馬で2019年のコスモス賞(OP)を制したルーチェデラヴィタを半姉にもつ血統も評価された父ナダル(USA)、母トウカイライフの牡駒で、29,700,000円の高値で東京都の木村美惠子氏が購買した。牝馬の最高価格は、騎乗供覧で24.2秒(12.6-11.6)を記録した父ミスターメロディ(USA)、母ルミノハレブタイの産駒で、21,450,000円で大阪府の福盛訓之氏が購買した。また、JBBA種牡馬の産駒についても、父ノーブルミッション(GB)、母ピエナアマゾンの牡駒や父デクラレーションオブウォー(USA)、母ディヴァインクレアの牝駒がそれぞれ16,500,000円で購買されるなど、高く評価されているのが印象的であった。
　JRAの菊田淳馬事担当理事からは「節目の20回目となる開催で上場馬全頭をご購買いただきましたこと、心より御礼申し上げます。本セールは、開始当初から積極的な情報開示に取り組むなど、わかりやすく安心してご参加いただけるセールを目指しております。このような取り組みが、本日の成績につながったものと考えております。今後も透明性の高いセール運営とせり市場の普及に取り組んで参ります。ご購買された競走馬たちが順調に成長し、６月から始まる新馬戦をはじめ、中央競馬の舞台で活躍してくれることを祈念しております。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)