2020年度 北海道セレクションセール サラブレッド 1歳
区分 | 頭数 | 総額 | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | 前年 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
頭数 | 平均価格 | |||||||
計 | 計 | 184 | 3,589,300,000円 | 79,200,000円 | 6,600,000円 | 19,507,065円 | 197 | 15,752,649円 |
牡 | 137 | 2,823,150,000円 | 79,200,000円 | 6,600,000円 | 20,606,934円 | 154 | 16,626,389円 | |
牝 | 47 | 766,150,000円 | 63,800,000円 | 7,150,000円 | 16,301,063円 | 43 | 12,623,441円 | |
JRA日本中央競馬会 | 計 | 9 | 99,000,000円 | 16,500,000円 | 7,700,000円 | 11,000,000円 | 13 | 10,924,615円 |
牡 | 6 | 69,300,000円 | 16,500,000円 | 7,700,000円 | 11,550,000円 | 10 | 11,502,000円 | |
牝 | 3 | 29,700,000円 | 14,300,000円 | 7,700,000円 | 9,900,000円 | 3 | 9,000,000円 | |
一般 | 計 | 175 | 3,490,300,000円 | 79,200,000円 | 6,600,000円 | 19,944,571円 | 184 | 16,093,760円 |
牡 | 131 | 2,753,850,000円 | 79,200,000円 | 6,600,000円 | 21,021,755円 | 144 | 16,982,250円 | |
牝 | 44 | 736,450,000円 | 63,800,000円 | 7,150,000円 | 16,737,500円 | 40 | 12,895,200円 | |
主取 | 計 | 39 | - | - | - | - | 39 | - |
牡 | 22 | - | - | - | - | 24 | - | |
牝 | 17 | - | - | - | - | 15 | - |
- ※1平均価格前年比較 売却 3,754,416円 (23.8%) 高
- ※2出場頭数前年比較 13頭減
- ※3売却頭数前年比較 13頭減
- ※4出場馬に対する売却馬百分率 82.5% 前年 (83.5%)に対し 1.0%減
- ※5総売上額前年比較 3,589,300,000円 前年 (3,103,272,000円)に対し 486,028,000円( 15.7%)増(消費税込み)
総売上額3,589,300,000円は前年比15.7%増でレコードを記録
平均価格、中間価格も過去最高、売却率は82.5%で第2位の記録
最高価格は父ドゥラメンテ 母キルシュワッサー牡駒の79,200,000円で市場2番目の高値
北海道セレクションセールは新ひだか町の北海道市場において8月24日(月)、日高軽種馬農協主催で行われた。コロナウイルスの感染拡大の影響で例年よりもほぼ1か月繰り下げての開催となった。上場頭数は223頭(牡159,牝64)、売却頭数は184頭(牡137,牝47)で上場頭数・売却頭数ともに前年比13頭減少、売却率は82.5%でレコードの前年からは1.0ポイント下がったが、80%を超える高率を残し過去第2位。総売上額は17年のレコードを大幅に上回る3,589,300,000円で前年比15.7%増、レコードを記録した。購買者の購買意欲も強く、終始ストロングマーケットとなり、平均価格も19,507,065円(前年比23.8%高)、中間価格も16,500,000円(前年比22.2%高)で、ともに過去最高を記録した。特筆すべきは牡の平均価格が20,606,934円で初めて2,000万円を超えた。価格帯も顕著に上方移動、3,000万円以上が前年18頭から30頭、1,000万円以上も144頭で過去最多となった。最高価格馬は父ドゥラメンテ、母キルシュワッサーの牡駒で、兵庫県の廣崎利洋HD㈱に79,200,000円の高値で購買された。牝の最高価格馬は父ディープインパクト、母ティズウインディ(USA)の産駒で、63,800,000円で東京都の石川達絵氏に購買された。
種牡馬別では、1頭売却のディープインパクトが63,800,000円で首位。3頭以上売却のなかではキズナが9頭売却33,122,222円で最も高く、ロードカナロアが8頭売却30,318,750円で続いた。初産駒上場の首位はドレフォン(USA)が8頭上場6頭売却23,100,000円で首位、キタサンブラックが3頭上場2頭売却20,075,000円で2位、ディープインパクト後継のサトノアラジンが3頭全頭売却19,983,333円で続いた。団体購買は,JRA日本中央競馬会が9頭(牡6,牝3)を総額99,000,000円で購買した。
開催が8月後半になったその期間の2歳戦で初産駒世代、2世代産駒の新進種牡馬の産駒が他を圧倒する大活躍、本市場への上場頭数も多く、ネクスト・ディープインパクト・キングカメハメハに取り組む生産者、購買者のニーズにタイムリーにマッチし、価格が上昇した。HBA木村組合長から「大変な状況下において、こうして会場に足を運び、せりに参加してくださった購買者の皆さまにまず感謝したい。予想をはるかに超える成績で驚きとともに感激している。1か月開催が遅くなったことで、上場馬の成長は著しく、その面でも評価が高くなったように思う。公設市場ということで実馬を展示する必要があり、トレーニングセールは中止せざるを得なかった。その間にもインターネットを利用したオンラインセールの実施環境整備にも取り組んだ。今日のこの勢いがサマーセールに続くことを期待したい。」とのコメントがあった。
(注:せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)