2023年度 セレクトセール サラブレッド １歳

• ※1平均価格前年比較 売却 4,292,230円 (6.7％) 高
• ※2出場頭数前年比較 11頭減
• ※3売却頭数前年比較 6頭減
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 97.3％ 前年 （95.3％）に対し 2.0％増
• ※5総売上額前年比較 14,701,500,000円 前年 （14,157,000,000円）に対し 544,500,000円（ 3.8％）増（消費税込み）

　セレクトセール１歳は７月10日(月)、苫小牧市のノーザンホースパークにおいて一般社団法人日本競走馬協会主催で行われた。上場頭数は222頭(牡130,牝92)で、売却頭数は216頭(牡126,牝90)、売却率は97.3％。総売上額はレコードの147億150万円で前年比3.8%増、６年連続100億円を超えた。平均価格は68,062,500円(前年比6.7%高)、中間価格は49,500,000円(前年比7.1%高)でレコードを記録した。１億円以上での取引馬は31頭であった。
　最高価格は２頭同価格の341,000,000円で、父キタサンブラック、母インクルードベティ(USA)の牡駒が大阪府の(株)ダノックスに、父シルバーステート、母パレスルーマー(USA)の牡駒が東京都のTNレーシングに購買された。牝の最高価格は父ドゥラメンテ、母ドナブリーニ(GB)の産駒で、東京都のTNレーシングに231,000,000円で購買された。
　種牡馬別平均価格では、１頭売却のKingman(GB)が330,000,000円でトップ、第２位は１頭売却のWootton Bassett(GB)が297,000,000円、第３位は６頭全頭売却キタサンブラックの179,116,666円、第４位は３頭全頭売却のシルバーステートの150,333,333円、以下第５位ドゥラメンテ、第６位American Pharoah(USA)までが１億円を超えた。
　市場長代理で吉田勝己ノーザンファーム代表は「売却率は97.3％、総売上額はレコードの147億150万円となり、今年も近年に続いてすごい結果となった。上場馬の質も良く、競り合いが多かったので売却総額も増加した。今年も新しい購買者に多く参加していただいた。ドゥラメンテの最終世代が高く取引された。キングカメハメハ、ディープインパク ト、ハーツクライ産駒のいない世代のせりとなったが、新しい世代の種牡馬でむしろ良い結果がでた。最近は毎年思うが、セレクトセールは世界でも稀にみるせりだと思う。明日も良いせりになるのでよろしくお願いします。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)