2024年度 北海道セレクションセール サラブレッド 1歳
区分 | 頭数 | 総額 | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | 前年 | ||
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頭数 | 平均価格 | |||||||
計 | 計 | 412 | 7,917,360,000円 | 110,000,000円 | 6,600,000円 | 19,216,893円 | 271 | 22,920,184円 |
牡 | 290 | 5,994,560,000円 | 110,000,000円 | 6,600,000円 | 20,670,896円 | 198 | 25,247,777円 | |
牝 | 122 | 1,922,800,000円 | 88,000,000円 | 6,600,000円 | 15,760,655円 | 73 | 16,606,986円 | |
JRA日本中央競馬会 | 計 | 28 | 298,100,000円 | 22,000,000円 | 6,600,000円 | 10,646,428円 | 19 | 12,273,684円 |
牡 | 20 | 226,600,000円 | 22,000,000円 | 6,600,000円 | 11,330,000円 | 10 | 13,970,000円 | |
牝 | 8 | 71,500,000円 | 14,300,000円 | 6,600,000円 | 8,937,500円 | 9 | 10,388,888円 | |
一般 | 計 | 384 | 7,619,260,000円 | 110,000,000円 | 6,600,000円 | 19,841,822円 | 252 | 23,722,896円 |
牡 | 270 | 5,767,960,000円 | 110,000,000円 | 6,600,000円 | 21,362,814円 | 188 | 25,847,659円 | |
牝 | 114 | 1,851,300,000円 | 88,000,000円 | 6,600,000円 | 16,239,473円 | 64 | 17,481,406円 | |
主取 | 計 | 72 | - | - | - | - | 24 | - |
牡 | 49 | - | - | - | - | 14 | - | |
牝 | 23 | - | - | - | - | 10 | - |
- ※1平均価格前年比較 売却 3,703,291円 (16.2%) 低
- ※2出場頭数前年比較 189頭増
- ※3売却頭数前年比較 141頭増
- ※4出場馬に対する売却馬百分率 85.1% 前年 (91.9%)に対し 6.8%減
- ※5総売上額前年比較 7,917,360,000円 前年 (6,211,370,000円)に対し 1,705,990,000円( 27.5%)増(消費税込み)
上場頭数を484(前年比189増)として、初日をプレミアムセッションと銘打ち3日間開催
平均価格は19,216,893円、売却率85.1%といずれも過去最高だった昨年に届かなかったものの
売上総額は実額1,705,990,000円増で過去最高の7,917,360,000円に
最高取引価格は父キズナ、母スターズアラインド(IRE)牡駒の110,000,000円
北海道セレクションセールは新ひだか町の北海道市場において7月22日(月)〜24日(水)、日高軽種馬農協主催で行われた。上場頭数は484頭(牡339、牝145)、売却頭数は412頭(牡290、牝122)で過去最多、売却率は歴代最高だった昨年から6.8pt減の85.1%。上場頭数大幅増の影響もあり総売上額は史上最高の7,917,360,000円、実額で1,705,990,000円上回る結果となった。購買登録者数は1,034名(前年1,028名)、うちオンラインビッド本登録者数は55名(前年46名)と増加した。オンラインビッドで落札された馬は昨年の7頭から大幅増の22頭となった。特に厳選された140頭が上場された初日は大いに盛り上がり、平均価格も28,288,189円と超高水準となったものの2日目、3日目と徐々に下がり、最終的には前年を下回る19,216,893円(前年比83.8%)となった。市場の実態を表す中間価格も15,125,000円(前年比80.9%)で前年を下回った。価格帯別売却頭数を見ると2,000〜3,000万円台が81頭(前年比21増)で高額取引馬が増えたものの、それよりも900万円未満の比較的低価格の馬が95頭(前年比66増)と大幅に増えたことが、今回の成績の要因として浮き彫りとなった。
最高価格馬は父キズナ、母スターズアラインド(IRE)の牡駒で、東京都の坂口直大氏に110,000,000円で購買された。牝の最高価格馬は父オルフェーヴル、母レインオンザデューン(GB)の産駒で、88,000,000円で東京都の(同)DMM.comに購買された。
種牡馬別平均価格では、初産駒上場種牡馬コントレイルが4頭全頭売却の59,675,000円で首位、10頭売却のキタサンブラックが44,660,000円で第2位、最高価格馬を出したキズナが9頭全頭売却の44,611,111円で続いた。初産駒上場種牡馬については、フィレンツェファイア(USA)が3頭売却の39,233,333円で第2位(全体4位)、急逝したマテラスカイ(USA)が1頭売却の24,200,000円で第3位(全体14位)となり、JBBA種牡馬ミスチヴィアスアレックス(USA)は4頭売却の14,025,000円となった。団体購買は、JRA日本中央競馬会が28頭(牡20、牝8)を総額298,100,000円で購買した。
HBA古川雅且代表理事組合長からは、「新たな試みとしての3日間開催、上場頭数が多かったとはいえ総売上額は79億円を上回り、売却率は史上最高だった昨年より少し落ちたものの多くの方にご購買いただけたことに感謝している。初日のプレミアムセッションが厳選された良質な上場馬であったこともあり、せりが盛り上がったが、それと比べてしまうと2、3日目はセレクション度が薄まった印象を持たれたのかもしれない。来年以降のセレクションセールの3日間開催の是非については、サマーセールを含め一通り終わってから検討していきたい。オンラインビッドについては落札頭数が増加し、初めてオンライン同士のせり上げが行われたりするなど大きな変化を感じ取れた。暑熱対策のクーラーの設置も好評だったと聞いている。今後も良質馬の上場を前提に、様々なアイデアでせりをグレードアップする試みを続けたい。」とのコメントがあった。
(注:せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)