2015年度 北海道トレーニングセール サラブレッド ２歳

• ※1平均価格前年比較 売却 143,111円 (2.2％) 高
• ※2出場頭数前年比較 84頭増
• ※3売却頭数前年比較 29頭増
• ※4出場馬に対する売却馬百分率 62.2％ 前年 （74.9％）に対し 12.7％減
• ※5総売上額前年比較 1,089,504,000円 前年 （879,562,800円）に対し 209,941,200円（ 23.9％）増（消費税込み）

　北海道トレーニングセールは５月26日(火)、日高軽種馬農業協同組合主催で、JRA札幌競馬場において開催された。公開調教は前日の25日(月)に実施された。
　上場頭数は267頭(牡143,牝124)でこれまでの最多頭数。売却頭数も166頭(牡95,牝71)で最多だったが、売却率は62.2％(前年比12.7ポイントマイナス)となった。総売上額は1,089,504,000円(前年比23.9％増)で６年連続で市場レコードを記録した。平均価格は6,563,277円(前年比2.2％高)、中間価格は5,40 0,0 0 0円(前年比2.0％高)となり、売却頭数の増加によって、値を落とすこともなく踏みとどまった。2,000万円以上での取引馬は４頭で、昨年と同数。最高価格馬は公開調教で上がり１F10.28秒の３番目の時計を出した父ワークフォース(GB)、母パーフェクトダンスの牝駒で、32,940,000円で愛知県の増田雄一氏に購買された。牡の最高価格馬は、父タイキシャトル(USA)、母スイートカトマンズの産駒で、愛知県の竹内三年氏に21,060,000円で購買された。購買馬のうち99頭が上がり１F10秒台の時計を記録した。種牡馬別平均価格ではこの世代が初産駒のワークフォース(GB)が20,088,000円でトップ。次いでアドマイヤコジーンの18,360,000円。
　海外からの購買者の購買状況は、シンガポールが２頭(牡1,牝１)を11,448,000円、韓国が２頭(牡1,牝１)を9,180,000円で購買した。
　木村貢組合長からは、「札幌競馬場の新スタンドにせりの会場を提供いただけたこと及び482名もの購買登録者があったことが、総売上額10億8,950万円の市場レコードにつながった。感謝したい。売却率も目標の60%を超えたことで評価できると思う。公開調教はスムーズに運営でき、追い風の影響もあり走破タイムも良かった。新しい施設でのせりだったことで、会場を十分に使い切れなかった面もあり、今後の課題としたい。札幌という都市部において、競走馬になる前の若馬を見てもらえるという強みを生かし、“馬産地北海道”を意識してもらえるようアピールも続けたい。」とのコメントがあった。
(注：せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)