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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系一般 OP
  • ダ1900M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ジュエルクイーン

戦歴 36戦10勝 生産者 (資)明治牧場 馬主 杉山忠国
調教師 田中正二 騎手 吉原寛人

取材ノート

 『グランダム・ジャパン2017』古馬シーズンの第2戦「ノースクイーンカップ(門別)」と第6戦「ビューチフルドリーマーカップ(水沢)」を、北海道のジュエルクイーンが優勝。いずれも1番人気に応える快勝でポイントを重ね、昨年(GDJ古馬シーズン総合2位)のリベンジを果たすべく、今年も総合優勝を狙える位置につけている。

 ジュエルクイーンの生まれ故郷は、新ひだか町三石の明治牧場。中央・地方に活躍馬を送りつづけるオーナーブリーダーで、ジュエルクイーンの母プラチナローズも同牧場の生産活躍馬(2005年・福島2歳S優勝)。また、1歳下の全妹シャインプラチナム(牝4歳、父キンシャサノキセキ)もジュエルクイーンと同じ田中正二厩舎(北海道)に所属し、ノースクイーンカップとビューチフルドリーマーカップには姉妹で揃って出走を果たしている。「ノースクイーンカップとブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)には、スタッフと門別競馬場へ応援に駆けつけました。ノースクイーンカップは前走のヒダカソウカップでレコード勝ちした反動もなく、危なげないレースでしたね。全妹のシャインプラチナムも4着に入り、よく頑張ったと思います。本当はワンツーしてくれると最高だったんですけどね(笑)。ブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)は昨年が4着だったので、ひとつでも上の着順をと願っていたのですがね…」と話すのは、明治牧場の場長・柳沢末治さん。連覇達成となったビューチフルドリーマーカップについては、「本当は使うつもりではなかったのですが、ブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)が不本意なレース内容(6着)だったので、今年も遠征することになりました。輸送でマイナス18キロと馬体重を大きく減らしていたので心配しましたが、よく踏ん張ってくれました。最後は詰め寄られてヒヤヒヤしましたけどね」とレースを振り返る。

 全姉妹が牧場で過ごした時期について伺うと、「生まれてすぐは、歩様を含めて妹のシャインプラチナムの方が評価が高かったんですよ。それが実際に競馬をしてみると、逆の結果になるのですから分からないものですね(笑)」と明かしてくれた。

 ジュエルクイーンの祖母スギノキューティーは明治牧場のオーナーが競走馬として輸入した米国産馬で、1998年のフラワーカップ(G3)に優勝したほか、同年のNHKマイルカップ(G1)でエルコンドルパサーの3着するなど、強い世代の牡馬相手にも互角の勝負を見せた快速馬だった。6歳で現役を引退し、明治牧場で繁殖生活を始めて今年で18年目。年齢も22歳となったが、今春も父キズナの牡馬を出産している。「体調も良くて元気いっぱいなんですが、繁殖牝馬としてはもう高齢ですからね。さすがに今年の産駒が最後の仔となるかもしれません。今春生まれた牡馬も日が経つごとに馬体が良くなってきており、将来が楽しみです」と夢を膨らませる。

 昨年は空胎だった母プラチナローズも、今年は無事にエピファネイアの仔を受胎。さらにジュエルクイーンの1歳上の半姉リヴィエール(父ハーツクライ)も牧場に戻り、来年から繁殖生活をスタートさせる予定。スギノキューティーから広がる牝系の枝葉は、黄色い厩舎の明治牧場で大きく広がりつつある。「ジュエルクイーンは昨年がピークかと思っていましたが、5歳になってまだ強くなっている感じがありますね。まだしばらくは現役をつづけるでしょうが、将来は妹のシャインプラチナムとともに牧場に戻り、その優秀な血をつないでいってくれるでしょう。その時、GDJ古馬シーズンチャンピオンの勲章を持って牧場に戻ってきてくれたら最高ですね」と、ジュエルクイーンのますますの飛躍に期待を懸ける。

 ジュエルクイーンの次走は、GDJ古馬シーズン最終戦のレディスプレリュード(Jpn2)(大井)を予定。JBCレディスクラシック(Jpn1)を目指すトップホースがJRAや南関東からも集う一戦で、北海道代表馬としてどんなレースを見せてくれるか楽しみだ。